ヤマト住建の外壁はデザインで冒険可能!メンテナンスのラクさも評判
ヤマト住建の外壁に関しては、「塗り壁にしたかったけどあきらめた」という評判をよく目にします。
塗り壁とは土や植物など天然素材を原料とした外壁。
その名の通り、下地の上に天然素材を”塗って”重ねていくというスタイルの外壁です。
天然素材×手仕事ならではの自然な風合いが人気で、工場生産のサイディングには作り出せない趣があるのが人気の秘密。
なぜ、ヤマト住建ではこの「塗り壁」を選択できないのか?というと、同社では「外張り断熱工法」を採用しているからです。
上記サイトのイラストでもわかるように、断熱材を柱と柱の間に“充填”するのではなく建物を外側から断熱材ですっぽり覆うようなスタイルになっているのが特徴。
このような断熱法を採用する場合は使用する外壁材や家の形状にも制限が生じてしまうのだとか。
ゆえに、「ヤマト住建の外壁は自由度が低い」という口コミが多いものと推測されます。
外張り断熱には「熱の逃げ道がないので室温が安定しやすい」というメリットがある一方で、南欧風の塗り壁にあこがれてマイホームを建てようする方にとってはちょっと残念ですね。
では、ヤマト住建では具体的にどのような外壁材が使われているのか。
商品ラインナップをチェックしてみると、どの商品も「ベースはシンプルな白い外壁」は共通する特徴。
さらに、アクセント的に黒やベージュを加えてツートーン外壁になっている事例が多いです。
気になるのはその素材ですよね。
総額や坪単価から推測するとサイディングの可能性が高いように思われます。
調べてみたところ、使用されているのはやはりごく一般的なサイディング外壁。
「リクシルの外壁材でした」という書き込みをしているオーナーさんがいましたので、さっそくリクシルの外壁材をチェックしてみましょう。
リクシルのサイディングというと、以下の2つが候補に挙がります。
Danサイディング
材質はスチールやアルミで、いわゆる「金属サイディング」の一種。
窯業系サイディング(セメント系)よりも軽いのが特徴です。
柱や躯体にかかる負担が少ないので、万が一の大地震の時のダメ―ジを最小限に抑えられるというのが魅力。
ラインナップを見るとわかるようにデザインの幅が広いのもいいですね。
金属なのにウッディなスタイリングを実現できるというのも強みです。
AT-WALL
いわゆる、窯業サイディング。
ラインナップにもあるように、あこがれの塗り壁風の外壁も叶えられます。(※この場合は塗り壁とサイディングの融合だそうです)
サイディング外壁の場合、パネルをつなぐ継ぎ目の部分が劣化するので10~15年に1回の頻度でコーキングを施すというメンテナンスが必要ですが、「ヤマト住建の外壁は30年間メンテナンスフリーだ」という情報もあります。
施工、そして長期的に見たメンテナンスのしやすさもヤマト住建の外壁の特徴と言えるでしょう。
ヤマト住建の公式サイトでは、標準仕様で使われている外壁材についてメーカー名などは明記されていません。
しかし、口コミを参考にしてみると「リクシルの窯業系サイディング」という情報がありましたので、さきほど紹介した「AT-WALL」が使われている可能性が高いですね。
これは国内の注文住宅では最も多く採用されている外壁材ですし、なんといってもコストが安い!
コスパの高さを売りにしているヤマト住建ですから、やはり「窯業サイディングが標準」というのは納得ですね。
ただ、AT-WALLにも様々な種類があり、中にはオプション品もあります。
例えばこちらの「ガーディナルSmart」はオプション品。
出典:LIXIL 公式サイト AT-WALL ガーディナル Smart
シーリングレスで、劣化しやすい「シーリング」のつけなおしをカットできるためメンテナンス費用も削減できるというのが売りです。
ラインナップを見てわかるように、全て同じ素材とは思えないデザインバリエ―ションの充実度も魅力的。
スタイリッシュなデザインを楽しめるので、ナチュラルテイストの外観のアクセントとしてこの外壁材を選ぶ方も多いようです。
ただし、標準仕様にプラス100万円以上のプラスになりますので、予算次第ということにはなりますが。
ヤマト住建の外壁の特徴、標準仕様で使われているメーカー、素材、デザインのバリエ―ションなどについてご紹介しました。
押さえておきたいポイントをまとめます。
- ヤマト住建は外張り断熱なので使える外壁材に制限がある
- 標準仕様で使われている外壁材のメーカーはリクシル
- 窯業系のサイディングが標準で、デザインバリエ―ションも豊富
- 選ぶタイプによっては、30年メンテナンスフリー
もともと、ヤマト住建はローコスト路線で売っている住宅メーカーなので、高額な外壁オプションをつけて総額が高くなってしまうのは避けたいですよね。
一方で、「全体的な価格を抑えられるからこそ、こだわりたい部分にオプションをつけられる」というメリットもあります。
商品ラインナップを見る限りでは「外壁はシンプル路線であまり冒険はできない」といった印象を受けますが、コチラのモデルハウスのように個性的なデザインの外壁も採用可能。
出典:ヤマト住建 公式サイト モデルハウス ピットインガレージと半地下のVIPルームのある家[Piks-ピックス-]
イエローベースで、部分的に濃淡がつけてあって個性的な外観に仕上がっています。
外壁材については記載がありませんが、リクシルのサイディングならラインナップも豊富。
予算の都合もあるかと思いますが、他を押さえて外壁だけはオリジナリティの高いデザインにするというのもグッドアイデアですね。
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