ヤマト住建のアフターサービスは突然の不具合に強い!困った時に頼れる安心
ヤマト住建のアフターサービスは、引き渡しから半年後の「6か月点検」から始まります。
そこから、2年、5年、10年、20年、30年と点検があり、不具合があれば直していくという形。
このスタイル自体は、他のメーカーと比較して大きな違いはありません。
特筆すべきは、何か急な異常が生じた時のための「個別訪問」について公式サイトで明記されているということでしょうね。
「こんなことで電話して良いのかしら」と思えるような些細なことでも電話して良いと書いてありますので、ユーザー側の立場としては安心感がありますよね。
定期点検のタイミングでちょうど良く不具合が出るなんてことはほとんどなく、多くのトラブルはある日突然起こるもの。
ですから、そんな時にどこに連絡すれば良いのかをわかりやすく示してくれるのは良心的だし顧客目線だと感じます。
実際、「地震で不具合があった時にすぐに駆け付けてきてくれたので安心だった」という声もありますね。
ただ、口コミでは
- 修理を頼んだけど、部品がなかなか届かなくて何ヶ月も待たされた
- アフターサポートで来てもらったけど、土日は休みだからとすぐには直してもらえなかった
こんなイマイチな書き込みもありますので、「電話したら飛んできてすぐに直してくれる!」とは思わないほうが良さそうです。
ヤマト住建のアフターサポートのスケジュール表によれば、10年目と20年目には「有償メンテナンス」が予定されています。
これを受けることで最長30年まで保証を延長することができるのですが、逆にこれを受けなければその後の保証が延長できないシステムになっているので、「受けずに拒否する」という選択をするのはちょっと勇気が要りますよね。
しかし、具体的に何をやるのか?については公式サイトには明記されていませんので、ちょっと気になります。
調べてみたところ、「家の10年目のメンテナンスでやること」は以下のような内容です。
屋外
- 外壁の再塗装
- 外壁のシーリングの補修
- 屋根の再塗装
- サッシのシーリングの補修
- 防蟻工事
- ベランダやバルコニーの防水工事
- 木部・鉄部の再塗装と補修
屋内
- 各種設備(キッチン、給湯器、トイレなど)の補修や交換
- ドアの補修
- バスルームのシーリング補修
こうして見ると、結構盛りだくさんですね。
ヤマト住建に限らず「10年」というのは家にとっても一つの大きな区切りですから、気になるところもそうでないところも、洗いざらい見てもらったほうが良いです。
このメンテナンスを受けないと補償が延長されない。
そう言われたら、「やむを得ないから受けるしかないか」と受け入れる方が多いのではないでしょうか。
しかし、問題はその金額です。
いくら保証を継続するためとはいえ、べらぼうに高額なメンテナンスだとちょっと考えてしまいますよね。
実際にヤマト住建で家を建てたオーナーさんの情報よれば、10年目の有償メンテナンスの費用は50~100万円だそうです。
金額に幅があるのは、やはり気候条件や立地条件などにより家の劣化の程度に差が生じるからでしょう。
この金額を高いと見るか安いと見るかは人によって評価がわかれるところだと思いますが、前述したとおり「10年」というのは住宅の一つの節目。
結構あちらこちらにガタが出てくる年数ですし、なによりここでメンテナンスをケチってしまうとその5年後、10年後にはもっと深刻な状態になっていて修繕に〇百万円もの費用がかかってしまうかもしれません。
個人的には、10年目にメーカー側から提示される有償メンテナンスをおとなしく受けておくのが最も経済的で賢い判断ではないかと感じます。
他社の有償メンテナンスも費用は大差ないので、ヤマト住建だけが高いというわけでもありません。
10年後に100万円の有償メンテナンスが待っていると思うと、新築したばかりなのになんだか憂鬱になる方もいるかもしれません。
そもそも、家の劣化速度はケースバイケース。
例えば我が家は備え付けの食洗器やグリルを全く使っていませんので10年後も新品同様でしょう。
設備系は特に、使い方に個人差があるので10年後の状態にもかなり差が出てくるものと予想されます。
屋外は仕方がないにしても、室内側で設備の劣化を抑えるような努力が必要ですね。(毎日、入浴後に浴室を乾拭き&換気してカビの発生を防ぐとか)
また、10年の保証延長とは関係のない2年、5年の定期点検でも、異常を指摘されたらメンテナンスを考えるべき。
しかるべきタイミングでメンテナンス工事を受けずに先延ばしにしていると、あとになってとんでもない金額で修理することになってしまいます。
その恐怖についてはこちらのサイトがわかりやすかったのでご紹介しておきますね。
⇒ 参考:All About 公式サイト 住宅・不動産 住宅メンテナンスで失敗、営業トークの見極め方
保証の延長とは関係なく、「これは直しておいたほうがいいですよ」と住宅メーカー側から指摘されたら素直に従うのがお財布を守ることになるのです。
ヤマト住建のアフターサービスと保証について見てきました。
押さえておきたいポイントをまとめます。
- ヤマト住建のアフターサービスは「点検」と「メンテナンス」、そして「保証」
- ヤマト住建では10年毎に「有償メンテナンス」があり、費用は50万円~100万円
- 有償メンテナンスを受ければ最長30年まで保証を延長できる
- 保証延長とは関係なく、メンテナンスを先延ばしにするのはリスクが大きい
人間と同様、家も不具合を早期発見・早期治療することが長寿命につながります。
幸い、ヤマト住建では個別の臨時訪問も受け付けていて、相談しやすい体制が整っています。
「なんか変だな」と感じた時は、その直感を信じて点検を依頼しましょう。
取返しのつかない事態になる前に、少しでも早く対策を施すことが大切です。
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