一条工務店 i-cube i-smart 比較

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同じメーカーが建てた家でも、商品によってコンセプトや具体的な仕様は全く違います。

 

一条工務店のi-cube とi-smartも例外ではありません。

 

両者を細かく比較して、自分たち家族のライフスタイルに合ったほうを選びましょう！

 

一条工務店のi-cube とi-smartは、よく比較されます。

 

なんといっても、名前が似ていますからね。

 

その印象から推察すると･･･、「i-cubeのほうは、オモチャのルービックキューブみたいなスタイリッシュな外観が特徴的。 i-smartは、HEMSなどを搭載したエコで賢い家。」

 

これは、半分当たっていますが、半分は間違っています。

 

実際は、i-cube よりもi-smartのほうがキューブっぽくてモダンな雰囲気。

 

ただ、家の機能性については、全体的に見てやはりi-smartのほうが“賢い”ようです。

 

細かく比較していくと、両者の間にはその他にも違いがたくさん！

 

その中でも押さえておくべきポイントとして私が注目したのは、「価格」「構造」「性能（機能性）」の3つです。

 

名前が似ているので、なにも知識がない状態で「とりあえず、一条工務店で建てたい」という方はまずi-cube とi-smartを比較してみたいと思うのではないでしょうか。

 

おそらく誰もが気になるのは、価格の差。

 

i-cubeは坪単価が約55万円、i-smartは60万円ですから、比較すると5万円／坪の違いがあるということです。

 

30坪なら150万円の差になるわけですが、これを大きいと思うか「たいしたことないじゃん」と思うか･･･価値観の違いが表れるポイントですね。

 

では、その5万円の違いは一体なんなのか？というと、両者を比較してみるとi-smartのほうが「標準仕様」で採用されている設備のグレードが高いんですよ。

 

例えばキッチンを例に挙げてみると、i-cube では「i-スタンダード」というシリーズが使われているのに対してi-smartは「i-クオリティ」。

 

どちらも一条工務店のオリジナル品ですが、デザインや機能性を比較してみると後者のほうがハイクオリティのようです。

 

また、外壁についても、i-smartでは汚れに強い「ハイドロテクトタイル」が標準で使われています。

 

i-cubeもハイドロテクトタイルに変更することは可能ですが、「標準仕様」か「オプションか」の違いは大きいと言えるでしょう。

 

また、i-smartには標準で太陽光発電システムが搭載されています。

 

これも、5万円の価格差につながっているわけですが･･･わずか5万円でここまで違いがあるなら、断然i-cube よりもi-smartのほうがオトクでは！？

 

こうしてi-cube とi-smartを比較してみると、「i-smart派」の方が多いのもなんとなく納得できます。

 

しかし、実はi-cubeのほうが優れている面もあるんですよ。

 

最も顕著なのは、断熱性能。

 

断熱性が高い家ほど、外部との熱の交換が少ない＝家の中を一定の温度に保つ機能が高いと考えられています。（一条工務店は、この断熱性に関しては業界トップレベル！）

 

この断熱性能を表す「Q値」に関しては、i-smart よりもi-cube のほうが優れているんですよ。

 

その背景にあるのは、「2×6」か「2×4」か、という工法の違い。

 

「2×6」を採用しているi-cubeのほうが、建材の厚みがある分だけ断熱材を多く入れられるため、断熱性能が高くなっているんですね。

 

断熱性が高い家は光熱費の節約にもつながりますし、そもそもi-cubeのほうが5万円／坪も安いわけですから、「お金」を軸に比較する場合はi-cubeに軍配が上がる！

 

ただ、「2×6」には間取りの自由度が低いというデメリットもありますので、そこをどこまで妥協できるかが選び分けのポイントの一つと言えるでしょう。

 

個人的には、i-cubeの「シンプルで無駄がない感じ」、しかもコスパが高い！というところが好きですね。

 

両者を比較した場合、i-smartはちょっとやり過ぎなんじゃないの？という感が否めないので･･･。

 

限られた土地に、限られたコストで、しかも一条工務店に限定して家を建てるなら、「i-cube」という選択は決して間違いではないと思います！

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