多世帯近居ってどんなもの?実際の口コミや家選びのポイント
多世帯近居は政府が進める少子化対策の一つの手立てとして注目されています。
批判的な声も勿論ありますが、それはまた別の機会に触れますのでまずは実情を見てみましょう。
口コミの中で、役立ちそうなものを以下で個人的な意見を交えて紹介していきます。
多世帯近居はあの大震災の際に注目されだした住まい方のようです。
津波という、予期し得ない大災害に遭われた方の暮らしは未だにお辛い事がおありでしょう。
私も阪神淡路の震災の際にそこで被災しました。
今のようにラインなど無く、ラジオで情報確認が精一杯でした。
そんな緊急事態に、老人だけの親世帯が車で三十分かかる距離にあるとなれば気になりますし、すれ違うかも知れない。
でも、走って行ける距離、自転車で行ける距離ならどうでしょう。
また、近居促進している市町村の決まりに「同一小学校校区」の決まりがありますが、これは避難所で落ち合える距離を想定してと考えられます。
家を決める際に、避難所情報の共有などされた方がより安心できます。
肯定否定、どちらにも理はあります。
ご自身の状態と照らし合わせて多角的な判断を下す材料になりそうなものをご紹介します。
否定のご意見は、近居の恩恵に与れるのは高齢者だけというもの。
今は晩婚世帯も多く、そうなれば足腰の弱ってしまった老人世帯の親に、元気いっぱいの孫を見てもらうのは期待できない。
それどころか、主人の親に自身の親に、最大4人の高齢者に気配りしながら子育てしなければならずやむなく妻は離職、収入減という可能性があるというもの。
肯定の意見の中にも、何を今さらというママのご意見がありました。
共働きを続けたいなら、夫婦と親で結婚当初からしっかり取り決めをしていて、どちらかの両親世帯に近居。
その上で、子供を育てている家庭がもとから多いと言うご意見でした。
結婚して世帯を持つ、その段階で、子供の居るいつかくる生活の準備もしていると言うのは納得です。
全国的に転勤が多いご家庭ならなおのこと、土地勘のある先輩世帯が近くにいるのは心強いですからね。
自身の世帯と、近居で暮らそうと考えている世帯のこれからの可能性を考えて、住まいを定める必要がありますね。
山坂の多い土地に老いた両親を住み続けさせていませんか。
緊急時にその実家は安全ですか。
まだ、動けるお元気な時期に一度近居を検討されてみてはいかがでしょうか。
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