一条工務店で建てるならアシュレも夢の家にしたいと思う!
アシュレは一番安価な一条工務店の商品。
しかし、そのままでは一条工務店ならではの夢の家仕様にはなりません。
夢の家は大きなセールスポイントですから、夢の家でないアシュレはどうも魅力が少ないかなと感じますね。
一条工務店のルーツをたどると静岡県に至ります。
静岡、気候も温暖だし温泉場は近いという恵まれた環境なのですが、指摘されているのが東南海地震の危険性。
自然、一条工務店も地震を非常に意識した住宅の造りとなるのです。
例えば、早くから研究を続けてきたという免震技術がその一つ。
地震の大きな力を基礎で受け止めて、その上の住宅に伝えないというものですが、一条工務店は実績が豊富。
免震住宅については施工実績1位を誇ります。
ただ、オプションとして用意されているこの免震、価格が高いのが玉に瑕。
1階の床面積×20万円といいますから、、、うーん、現実的なのでしょうか、どうでしょうか?
どれだけ優れた技術であっても、搭載できなければ意味がなかったりするのです。
それだけではいけないと、一条工務店が思ったのかどうなのか?
地震に負けない頑丈な構造にもこだわって、開発したのが「I-HEAD構法」。
これは柱や梁の強度で住宅を支えるという日本古来の工法に、壁の強さを加えたものです。
壁だけでなく1階の床材には24mm、2階には32mmという厚さの合板を用いて、耐力性を高めています。
が、問題はこの構法は標準仕様で取り入れられている一条工務店の商品はないという点。
黙っているとアシュレもごく普通の、日本古来の工法だけで建てられてしまいます。
この仕様にしたければ、オプションで「夢の家」を選ばなければならないのです。
この、夢の家仕様、オプション価格は坪当たり3万円のアップ、、、高額ではあるのです。
しかし、免震装置に比べれば全然安価ですし、夢の家仕様は一条工務店の技術の粋。
高い耐震性だけでなく耐力壁が上手く作用して、高い気密・断熱性も実現しているのです。
一条工務店といえば、他のメーカーを大きく引き離す、高気密・高断熱性がセールスポイント。
アシュレでも夢の家仕様を選択しなければ、そんなセールスポイントが抜け落ちてしまうのです。
一条工務店のアシュレの坪単価は、47万5,000円、これを夢の家仕様にするとプラス3万円。
加えて、全館床暖房を選択すると、プラスの2万円となってきます。
これで52万5,000円、床暖房をプラスで30万円弱、、、。
こんな風にオプションを積み上げていくと、一条工務店で最も安価というアシュレのメリットが薄れていきます。
夢の家、全館床暖房、さらには外壁にタイルまで用いた「iキューブ」の坪単価は56万円。
あっという間に値段が変わらなくなる、そしてiキューブは間取りを自由に設計できるのです。
しかし、何もオプションを付けずにアシュレを建てるというのでは、一条工務店を選んだメリットがありません。
なかなか悩ましいところなのです。
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