賃貸住宅でペットのトラブル

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私たちの心にそっと寄り沿い、時には人間の家族以上の安らぎをくれるペット達。

 

その存在が他の人にとっては迷惑だなんて･･･考えたくもない！？

 

しかし、賃貸住宅に住む以上は、ご近所との関係を円満するための根回しも必要。

 

それが、ペットの身を守ることにもつながるのです。

 

少し前に、「新幹線の中でヘビが見つかった！」ということで大騒ぎになったことがありました。

 

結局、どこから来たヘビなのかは分からずじまいでしたが･･･見つけた方はさぞや驚いたことでしょう。

 

もしあのヘビがペットとして飼われていたものだったとして。

 

飼い主にとってはカワイイ子でも、世間からみれば「うわっ」と驚かれてしまうような存在です。

 

もし賃貸住宅で飼っていたヘビが飼い主の気づかない間に逃げ出して近隣の家に入っていったら･･･トラブルになるのは間違いありませんよね。

 

「自分にとってかわいいこのペットが、世間のみなさんにとってもそうとは限らない。」

 

･･･賃貸住宅でペットを飼う上で、まずはこの認識を忘れてはいけません。

 

ここを勘違いしてしまうと、あらゆるトラブルの火種になってしまうからです。

 

「え～、でも、それってヘビとか特殊なペットだけでしょ？ワンコとかニャンコなら気持ち悪くないし、それほど迷惑にもならないのでは？」

 

いえいえ、甘いですよ。

 

動物って、嫌いな人は本当に嫌いですから･･･。

 

賃貸住宅でありがちなペットを巡るトラブルとしては、まずは「音」が挙げられます。

 

犬や猫の鳴き声（特に発情期）は、嫌いな人にとっては本当にイライラするそうです。

 

次は、糞尿のトラブルですね。

 

家の中で飼っている分には問題ないでしょうが、猫を放し飼いにしている方は要注意！

 

また、犬の散歩に行った時には、近隣の住宅の敷地でおしっこをさせないように気を付けましょう。（住宅街を避けたコースにしたほうが良いと思います。）

 

併せて、「毛」の処理にも注意が必要ですね。

 

生え変わりの時期に大量の毛が抜ける種類のペットは、その毛が風に飛ばされて隣の家の中に入り込んでいる可能性があります。

 

飼い主自身は気づいていないけど相手は迷惑しているという意味では、「ニオイ」のトラブルも同じですね。

 

気をつけていても迷惑をかけているかもしれませんので、顔を合わせる機会があれば一言、「ご迷惑かけていませんか？」とお伺いを立ててみましょう。

 

賃貸住宅に住む場合は、たとえ「ペット可」であっても常にトラブルが起こり得るものであると思っていたほうが良いですよ。

 

「そんなに気を使って暮らさなくちゃいけないなんて･･･自分もペットも疲弊してしまいそう。」

 

それなら、単なる「ペット可」ではなく、「ペット共生物件」を選ぶと良いでしょう。

 

これは、単にペットの飼育を認めている賃貸住宅というばかりではありません。

 

そこの入居者はみんなペットを飼っていて、さらにペットのための設備も充実しているというスペシャルな物件なのです！

 

ペットを飼っている人といない人が混在して住んでいる物件に比べると、当然、トラブルも起こりにくいですよね。

 

例えば、建物の外にペットの足を洗う場所が設けられていたり、ペットと自由に遊べるスペースがあったり、室内の壁紙が汚れや傷、音に強い仕様になっていたり。

 

要は、ペットを飼っている人に特化した賃貸住宅ということです。

 

まだまだ数は少ないですし、家賃も普通の賃貸住宅に比べると高めの設定ですが、それでペットと自分が幸せなら選択肢の一つとして十分にアリでは！？

 

ペットを巡るトラブルに疲れてしまった･･･という方は、いろんなことを「お互いさま！」の精神で受け流してくれるような物件を探しましょうよ！

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