セキスイハイム 一条工務店

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一条工務店、売上高は年間2,800億円、イメージだけでいうと非常に「攻めて」いる会社。

 

免震住宅を他社に先駆けて導入する、業界トップクラスの高断熱・高気密の住宅を発表する、そして話題の「夢発電システム」。

 

免震という考え方は一条工務店が最初にとなえた考え方。

 

さすが創業地が浜松、大きな地震に対する危機感が非常に高いだけあります。

 

また、近年発売になった商品「i-cube」や「i-smart」などでは、様々な環境や省エネに関する受賞で高く評価されています。

 

そして、初期支出０円で太陽光パネルを搭載できるという「夢発電システム」は大きな話題。

 

毎月の売電によって設置費用を分割で払っていくというアイデアで、実に92％超の人々が太陽光発電を導入しているといいます。

 

これらの挑戦的な取り組みの数々はが評価されて、売上高の伸び率は、大手住宅メーカーの中では第１位となっているのです。

 

一方、セキスイハイムは一条工務店と比較すると、それほど新しい取り組みが目立ちませんから地味に見えてしまいます。

 

免震のシステムは持っていますが高断熱・高気密という観点では、一条工務店と張り合い様がないぐらいの差があります。

 

また、セキスイハイムはスマートハウスのPRには確かに力を入れています。

 

しかし、一条工務店の様な画期的な太陽光発電導入の仕組みを考案しているわけでもありません。

 

単に「太陽光発電と蓄電池、HEMSを導入するといいですよ！！」のPRですから、何ら他のメーカーとも変わらないのです。

 

忘れてはいけないのは、セキスイハイムは成り立ちから特異なメーカーであるという点。

 

工場で鉄骨ラーメン構造のユニットを製造し、建築現場で組み上げていくという、セキスイハイムの工法は非常に画期的。

 

それにより現場での作業を少なくし、短工期や高いレベルでの品質の平均化を成し遂げています。

 

短工期で人件費が少ない分、セキスイハイムが安いかというとそうではありません。

 

一条工務店と比較して、坪単価に直すと10万円弱程度は高いのがセキスイハイム。

 

その高い分は、住宅のクオリティや耐震性で、顧客に還元しているというのがセキスイハイムのセールストーク。

 

実はユニークさでは一条工務店に全然負けていないのです。

 

さてこのように、理念も構法も坪単価も違う一条工務店とセキスイハイム、単純に比較すること自体が難しいのです。

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