パナホーム 木造

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木造住宅ならではの間取りの自由度を最大限に！

 

これがパナホームの新商品アーティム。

 

ターゲットは富裕層、坪単価は実に150万円という、とんでもない商品だワンね。

 

しかしこんな木造住宅はパナホームが手掛ける必要があるのかな？

 

鉄骨軸組構造、大型パネル構造、高層ビルと同じ重量鉄骨ラーメン構造。

 

この３つを柱としてきたパナホームなのですが、2016年から新たに木造軸組構造の商品もラインナップされました。

 

商品名は「アーティム」、50から60代の富裕層をターゲットにした商品。

 

木造軸組構造ならではの間取りの自由度が最大のセールスポイントになっています。

 

ここまで読んで「ん？」と思った人は、相当パナホームに詳しい人。

 

なぜならパナホームは長年、鉄骨軸組構造ならではの丈夫さをアピール。

 

構造の丈夫さで耐力壁を減らすことが可能になり、間取りの自由度を売りにしてきたではないですか？

 

木造より鉄骨造の方が構造が丈夫になるから、パナホームならではの自由な間取りが可能なのです！

 

なんて、散々いっておいて、ここに来て木造軸組構造の新商品を販売といってもピンとこないのです。

 

しかし、このアーティムはプレミアムな木造注文建築だとパナホームは主張します。

 

まず、コンサルティング営業、設計、施工。

 

専門のチームが一から住まいを造り上げる、本当のフルオーダーメイドだそう。

 

ということは、今までのパナホームはフルオーダーメイドではなかったというのでしょうか？

 

適当な雛形に、希望の間取りを当てはめて、それで注文建築といっていたということでしょうか？

 

何だか、今までの自社の製品を否定するような姿勢が非常に気になるのが、木造軸組工法のアーティムなのです。

 

人口の減少もありますから、これからの時代、一戸建ての注文住宅需要は右肩下がり。

 

ならば、粗利がたくさん取れる、富裕層向けの商品を開発しよう。

 

ターゲットは住友林業で家を建てるような富裕層、恐らく商品開発までの経緯はこんな感じ。

 

お金さえ積めば、どんな住宅でも建てますよ、ということなのかもしれません。

 

さてこのアーティム、木造軸組構造だけに間取りの自由度が高いというだけがセールスポイントではありません。

 

サッシは素材感を活かした木製、外壁は土の質感を活かしたもの、フローリングは無垢材。

 

こんな風になっているのです。

 

しかし逆にいうと、長年注文住宅を売りにしつつも、ここまでの物を要望するお客には対応しきれなかった。

 

それがパナホーム、結構な坪単価を取っている割にはなんだかがっかりなのです。

 

そして、このアーティムの坪単価となると、実に130万円。

 

何だかなあという、お金を積めば、今までパナホームで手がけられなかったものも可能になりました。

 

そんな感じなのです。

 

まあ、この手の商品の需要があると判断したパナホーム。

 

これ自体は、好きにすればいいとは思うのですが、何だかターゲットからコンセプトからしっくり来ない。

 

そんな木造軸組構造の新商品なのです。

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