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ミサワホームの保証とメンテナンス費用は?大手の実力を見よ!

目次

マイホームを持つということは、10年、20年、30年・・・と手をかけてその家を守っていく義務を背負うということです。

 

当然、メンテナンス費用はタダではない!

 

使用する部材のグレードや工法、保証制度によっても金額は違ってきます。

 

ここでは、ミサワホームのメンテナンス費用についてご紹介します。

建てる時にあまりにも安過ぎる家は、補修の繰り返しでかえって高くつく!ということにもなりかねません。

 

では、ローコストでもなく高級住宅でもないミサワホームの家のメンテナンス費用はどのくらいになるのでしょうか?

 

>念願のマイホーム!「建てて終わり」ではないという現実・・・

私は、正直、マイホームを建てることについて積極的なほうではありません。

 

なぜかと言うと、ある意味では「人生のお荷物」になると思うからです。

 

ローコスト住宅にしても高級住宅にしても、その人にとって「今はこれが精いっぱい」というレベルの大金(実際はローンですが)を支払って、家を建てるわけですよね。

 

それだけでも大きな負担なのに、10年、20年・・・と住み続ければあちらこちらと修繕も必要になってくるでしょう。

 

ミサワホームのメンテナンス費用発生のタイミング

 

そのメンテナンス費用も、数万円で済めばラッキーですが実際は数百万円になるという話も聞きます。

 

せっかくローンの支払いが終わった!と思ったのに、リフォームに建て替えに・・・と新たな出費も出てくるでしょう。

 

建築費とは別に、一体どのくらいのメンテナンス費用がかかるのか?

 

メーカーによって使用している建材や工法が違いますから、当然、その費用にも差が出てくるはず。

 

ミサワホームの場合はどのくらいになるのでしょうか。

 

ミサワホームのメンテナンス費用はどのくらい?

メンテナンス費用は、その工事を行う「時期」によっても金額に幅があります。

 

参考までに、ミサワホームイングのHPに掲載されている「住まいのメンテナンスプログラム」を紹介しましょう。

 

ミサワホーム公式サイトの住まいのメンテナンスプログラム_画像
出典:ミサワホーム公式サイトの住まいのメンテナンスプログラム

 

例えば、屋根の塗り替え。

 

新築から10年くらいまでであれば50万円程度の部分的な塗り替えで済みますが、25年を超えると100~150万円の葺き替えが必要になってきます。

 

外壁も、目地のコーキング打ち換え&塗装であれば100万円~120万円ですが、全面的な張替だと200万円~300万円まで跳ね上がります。

 

他のパーツについても、築年数が上がればそれだけメンテナンス費用も高くなると思って間違いないでしょう。(※一部、例外もあります。)

 

壁紙クロス張替え

0.15万円~0.25万円/m2(築年数によらず一定)

 

フローリング張替え

1.5万円~2万円/m2(築年数によらず一定)

 

畳の張替え

1万円~2万円/1畳(築年数によらず一定)

 

ガス・IHコンロ

部品交換は20~120万円。
約20年で本体交換。100万円~300万円/ヵ所

 

洗面化粧台

キャビネットの部品交換 1万円~5万円。
約20年で本体交換。15万円~30万円。

 

トイレ

パッキン・フローの交換 1万円~3万円。
約25年で便器の本体交換。20万円~30万円。

 

給湯器

約10年で交換。30万円~40万円。

 

バルコニー(12m2の場合の金額)

部品補修 5万円~10万円。
約25年で全体交換。40万円~50万円。

 

玄関ドア

ドアクローザーの交換 0.5万円~3万円。
約25年で全体交換。15万円~50万円。

 

空調

全館空調「エアテリア」1~2万円/年 
フィルター交換で1500円~5000円

 

保証内容もチェックしておこう

「えっ!マイホームってこんなにメンテナンス費用がかかるの!?」と、驚いた方も多いのではないでしょうか。

 

ただ、ミサワホームに限らず、どこで建てても家には「保証」がついています。

 

その保証期間内であれば無償でメンテナンスしてもらうこともできますので、契約の際には保証内容を確認しておきましょう。

 

ミサワホームの場合、建物の構造体については、5年ごとに無償で行われる「定期点検サービス」が「30年」もの間保証されています。

 

日本ガス協会 公式サイト エネファーム(家庭用燃料電池)の仕組み
参考:ミサワホームのアフターメンテナンスについて

 

10年のところも多いので、業界では最長レベル!

 

 

この期間内に構造部分に何か問題があれば、無償で補修してもらえるということです。

 

それ以外、例えば「防水」や「シロアリ」は10年保証。

 

保証が切れるタイミングでメンテナンス費用をかけてお手入れすると、次の10年も保証してもらえるという仕組みになっています。

 

そのため、「10年点検の後、その結果を踏まえて200万円のメンテナンス費用をかけて外壁の補修をした」なんて話もよく聞きますよね。

 

だいたい10年経つと、家も劣化します。・このタイミングでメンテナンス費用をかけて補修しておいたほうが、結果的には安上がりになるでしょう。

 

また、買う時にはローコストで安かったとしても、使用している建材のグレードが低かったり構造が脆弱だったり、保証体制がしっかりしていなかったりすると、かえってお金がかかる!ということにもなりかねません。

 

マイホームを購入する際は、目先の金額につられるのではなく、先々のメンテナンス費用のことも踏まえて「トータルでお得になる家造り」を目指したいですね。

 

この他にも、ミサワホームには手厚いサービスメンテナンスがあります。他にどのようなアフターサービス・メンテナンスを提供しているのかをまとめました。

 

▼ミサワホームでは大きく5つのアフターサービス・メンテナンスを行っています。

 

(1)入居されてから2年間の「定期巡回サービス」(無償)
(2)入居後5年ごとに行われる「定期点検サービス」(30年目までは無償、以降は有償)
(3)ミサワホームお客様センターの「365日・24時間体制」での緊急時サポート
(4)ミサワホームグループ全体で備える「災害時待機体制」
(5)必要に応じたメンテナンスサービスの提案と実施

 

このように、ミサワホームでは家を建てた後のアフターサービス・メンテナンスをかなり手厚く充実させていることがわかります。

 

新居で何かと気になるところがあっても、定期的に巡回して質問や要望をメーカーに直接伝えられるのは嬉しいポイントだと思います。

 

また、いつ何が起こっても365日・24時間体制で対応してもらえるお客様センターがあることや、災害が発生した時のことを考えてミサワホームグループ全体でしっかりとした備えがあることは、家を建てた後も心強いですね。

 

 

ミサワホームのメンテナンスは外壁に注意

ミサワホームで建てた家のメンテナンスに関してちょっと気になったのは、外壁メンテナンスについての口コミです。

 

ミサワホームの外壁は、塗料を吸いやすい仕上げ方になっているのだとか。

 

経年劣化で傷みが進むとさらにその傾向は強まっていくため、メンテナンスの時には塗料がたくさん必要になるのだそうです。

 

そのため、メンテナンス塗装の際の下塗りは「2回」が必須。

 

そうでないと塗料が剥がれやすくなり、またまたメンテナンスをしなければいけなくなってしまいます。

 

そうなったら、もちろんメンテナンス費用もかさみますよね。

 

このようなミサワホーム特有の性質を熟知しているメンテナンス業者に依頼しないと、外壁の劣化速度も速くなってしまいますしお財布にも大打撃です。

 

安易に、安さだけを売りにしたよく知らない塗装業者にメンテナンスを依頼するのは止めましょう。

 

ちなみに、費用の目安は2階建て20坪で70~160万円という情報もあります。

 

⇒参考:YUKOナビ 公式サイト ミサワホームの外壁塗装は注意が必要!3つのポイントと業者の選び方

 

外壁メンテナンスは特に、依頼する業者によって金額幅が大きいので、相場を知っておくことは超重要!

 

ぼったくられているのに気づかない・・・なんてことにならないように用心したいものです。

 

ミサワホームと他社のメンテナンスを比較してみた!

ミサワホームでは手厚いアフターサービス・メンテナンスを実施していることが上記でおわかりいただけたかと思います。

 

では、ほかのハウスメーカーではどのようなサービスを提供しているのでしょうか。比較してみます!

 

ミサワホーム

A社
(ヘーベルハウス)

B社
(アイダ設計)

定期点検サービス
最長保障60年~永年 × ×
24時間365日サポート × ×

 

定期点検サービスについては、どのハウスメーカーも確実に行っていることがわかりました。

 

ミサワホームではさらに他社では行っていないサポートについてもしっかりと行っていることが、表を見るとわかります。

 

「最長保障60年〜永年」についてはかなり手厚い保障となっており、ほかにこの保証を行っているハウスメーカーは数社ほどしかなく、ミサワホームで家を建てる際の強みでもありますね。

 

また、他社ではお客様サポートの時間が決まっていたり、問い合わせ先が検索しても分かりづらいといったこともありますが、ミサワホームでは24時間365日サポートできる体制を整えているので、いつでもサポートを受けることが可能です。

 

アフターサービス・メンテナンスの内容を比較してみても、ミサワホームは手厚いサポートを行っていることがよくわかりますね。

 

(参考:https://reform-meister.jp/buy_guide/support/#i-20 )

 

ミサワホームで「10年点検を受けてみた」 その1 保証が延長できるって本当?

それでは、実際にミサワホームで点検を受けた方の体験談をご紹介したいと思います。

 

最初の方は、完全注文住宅ではなく、ベースとなるプランがいくつかある中でそこに外装のデザインやカラーリング、内装の素材や設備のバリエーションを選んでいくという家の建て方をされています。
(参考:https://minkara.carview.co.jp/userid/490395/blog/43139791/)

 

「10年点検」のご案内がミサワホームから届き、点検には2名が来たそうです。

 

所要時間は約2時間で、説明を聞きながら点検が行われました。

 

新築からの保証は10年間の部分も多いため、メンテナンスを行い延長保証に入るかの提案もあったようです。

 

因みに、ミサワホームには「既存住宅保証制度」というものがあり、保証が切れてしまっても、必要な点検と工事を受けると再度保証される、という制度です。

 

既存住宅保証制度は、既に保証が満了している専用住宅に対しても住宅の売買時など必要な場合に、耐久性診断(有償)と必要な耐久工事(有償)の実施を条件に再保証を行う制度です。再保証は耐久工事完了後より構造体10年間、白蟻10年間、防水10年間となります。
(引用元:https://www.misawa.co.jp/owner_support/smilering/life/#

 

そして点検完了後、下記部分のメンテナンスの提案がありました。
・外壁塗装
・屋根塗装
・軒天塗装
・シーリング材打ち替え
・バルコニー防水メンテ
・白蟻予防メンテ

 

費用としては200万円くらいかかる見込みで、メンテナンスについては今後検討を行うとのことでした。

 

提案されたメンテナンスはミサワホームで施工を行った場合にのみ、上記の「既存住宅保証制度」が適用になるそうです。

 

10年間では基本的な構造部分の劣化や損傷は見当たらなかったものの、消耗部分の劣化の影響など、今後のことを考えて様々なメンテナンスの提案を受けたようですね。

 

ミサワホームで「10年点検を受けてみた」 その2 シロアリ対策は予防が肝心

次に紹介する方は、太陽光を設置した家を建てられた方です。
(参考:https://ameblo.jp/ts-fujii75/entry-12264354399.html )

 

2年までの定期巡回も受けられており、屋内のコーキングの割れや、ちょっとしたパッキンやゴムなど、入居してから「あれ?」と感じた箇所は丁寧に補修していただいたそうです。

 

ミサワホームから10年点検の希望日時を記入するハガキが届き、保証が切れる日の20日以上前に訪問をご依頼をされました。

 

訪問日の前日、訪問日時の確認と気になる点はないかの電話があったそうで、とても丁寧な返答と言葉遣いに良い印象を受けたそうです。

 

点検の詳細として、下記内容が実施されました。

 

・外回りの基礎部分:乾燥収縮からのひび割れが3か所程度あり、このまま放置すると 構造体 の腐食の原因になるため無償で補修
・屋根:高所カメラを用いて瓦の状態の確認と、太陽光設置による瓦のゆがみがないかの確認
 軒樋のつまりなどもないか、同時に確認
・シロアリ:床下へ潜り、シロアリの痕跡がないか、湿気の状態はどうか等を確認
・屋内:床や壁の傾斜の確認

 

そして、シロアリについては現状問題はなかったようですが、シロアリは予防が重要で、発生してから駆除し予防処理を行うよりも、予防処理を事前に施すことが重要なため、10年のタイミングでの防シロアリ処置を勧められたそうです。

 

値段は 3000円/㎡×60㎡(1階面積)=18万 の提示でした。

 

ミサワホームでは、10年のタイミングでシロアリと防水(外壁補修)による保証は切れるので、シロアリは近いうちにメンテナンスを検討、防水はもう何年か様子を見てメンテナンスを決めていきたい、とのことでした。

 

全体的に丁寧な対応で、メンテナンスの押し売りがなかったことにほっとしたようです。

 

打ち合わせの電話から始まり、全体を通して丁寧に対応してもらえると、安心して点検を受けることができますね。

 

体験談その3 保証を伸ばすためにはどうしたら良い?

次に紹介するのは、家を建てられた際に屋根を高級な「スレートグラッサ」にした方。

 

「白い平屋の家を建てました」様の公式サイトより
出典:「白い平屋の家を建てました」様の公式サイトより

 

「スレートグラッサ」とは30年間色褪せないというスレートの屋根材を用いた、グラッサシリーズの屋根のこと。

 

株式会社シェアテック公式サイト「グラッサシリーより」
出典:株式会社シェアテック公式サイト「グラッサシリーより」

 

この方は、「10年点検」に際し、事前にミサワホームから床下点検のため床下収納は空っぽにしておくよう依頼があり、事前に準備を行っています。

 

そして実際の点検の際、防水保証を伸ばすための話し合いがありました。

 

屋根の話題になり、屋根の状態は悪くないが、再度塗装が必要ない場合でも屋根には棟など金属が使われており、定期的に塗装しないと錆びてしまうので必ず補修が必要だと言われています。

 

高級な「スレートグラッサ」を付けていても、金属の錆びなどの理由で定期的な塗装が必要になる場合もあるのですね。

 

また、家を建ててから7年目の際に、外壁の塗装をミサワホーム以外で行ったため、保証を伸ばすには再度ミサワホームで塗装を行わないと、防水保証を伸ばすことはできないと言われています。

 

そして、防水保証を伸ばすための工事を全て行うと、約200万程度は必要だそうです。

 

このように、ミサワホームでは10年点検の際、今後の保証を伸ばすための調査も行っています。

 

ただ、保証を伸ばすために200万円と言われてしまうと少し驚いてしまいますよね。実際に、リフォームローンを組まれる方もいるようです。

 

そしてこの方は、防水についてはミサワホームを今後は通さず、必要な時に必要な修繕を行っていく方針にしたのだとか。

 

基本部分はミサワホームの保証に入り、部分的なところは個人で修繕を行うなどの方法もあるんですね。

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