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ロフトとは中２階風の部屋、もしくは屋根裏部屋を指し、物置などのスペースに活用します。

 

中２階風？通常の２階と何が違うの？というと「床面積が階下の半分以下」、「高さが1.4m以下」といった制限があるのです。

 

また、階段は造りつけられたものでなくハシゴなど可動式のものとされています。

 

これらの基準を違反してしまうと、ロフトでなくて通常の２階と見なされ、固定資産税などで不利になるのです。

 

ワンルームマンションなど、限られた床面積の住居の場合に、寝室として設計されますが、実際使うかというと疑問。

 

なぜなら、部屋の高い位置にありますから夏場の暑さは格別ですし、不安定なハシゴによる上り下りは危険。

 

また、低い天井は何をするにしてもストレスフル、結局、物置になってしまうというケースがほとんどです。

 

さて、注文住宅でこだわって、平屋建ての住居を新築したのなら、床面積が不足するというのはよくある話。

 

だから間取りにロフトを加えるといっても、実際のところどうでしょうか？メリットを生かすことはできるのでしょうか。

 

平屋建てをわざわざ新築で建てた、ならばその理由とは何でしょうか？

 

高齢化にともない２階の利用が考えにくい、ムダな床面積は削り建築費用や、家事の手間を抑えたい、、、こんな理由でしょうか。

 

しかし、ロフトを改めて造るとなると、利用するにはハシゴで不便、費用は100万円程度、必要となります。

 

それぐらいならば素直に２階建ての間取りにすればいいのに、、、と考えるのです。

 

予算上２階建ては難しかったなどで、積極的な理由でなく平屋建てを選んだケース。

 

ならば、収納スペースの確保や、プライベートルームとしてのロフトのメリットもあるでしょう。

 

しかし２階の悪い点ばかり凝縮したようなロフトを、あえて平屋建ての注文住宅の間取りに加えるメリットがよくわからないのです。

 

新築でロフトを間取りに加えたいというのならば「見えてしまう」という点にも注意しなくてはなりません。

 

特に、各スペースに見晴らしが効くような間取りにしている場合、ロフトに収納されているものは、どこからも見えてしまいます。

 

また、重いものや大きいものを収納しておくには、ハシゴを使わなければいけない分、危険が伴うのです。

 

平屋建ての居住スペースを補うのに、ロフトは最適のように思えますが、実際のところ非常にデメリットも大きいもの。

 

ロフトにするぐらいならば、間取りを工夫して納戸を設けるか、屋根裏を収納にあてるといった方が良さそうです。

 

でないと、何のために注文住宅の平屋を新築したのか、よくわからなくなってきます。

 

ロフト、間取り上はよさそうなのですが、問題もなかなか多いものなのです。

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