大和ハウス 無垢材

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大和ハウスは無垢材をあまり使用しない住宅メーカー、その理由は様々あると思われるのですが、

 

構造の点では無垢材より強度と品質の点で集成材が優れていると、大和ハウスが判断したから、そう考えることができるのです。

 

大和ハウスの一戸建、主力商品はジーヴォシリーズ。

 

こちらは軽量鉄骨のプレハブ工法、創業当時のミゼットハウスの思想を受け継ぐ工業化住宅。

 

和室の装飾用の柱など、限られた部位を除いて無垢材はおろか、木材自体が用いられていません。

 

近年では木造軸組工法のジーヴォ・グランウッドという商品も好評で、特に平屋の「平屋暮らし」は堂々とした風格が特徴。

 

従来の和風や洋風といった雰囲気を大和ハウス流にアレンジした内・外観が魅力です。

 

グランウッドの木造軸組工法といえば、日本古来の伝統的な建築技法。

 

しかし、こちらも大和ハウス風にアレンジされており、使われているのは集成材、無垢材は使っていないのです。

 

無垢材が良いのか集成材が良いのか？

 

無垢材を使用しているような住宅メーカーに言わせると、日本の伝統的な工法には、伝統的な無垢材が一番といいます。

 

一方、大和ハウスなど集成材を構造に使用するメーカーは、品質にばらつきがある無垢材は、建築には向かない。

 

安定した品質と、より高い強度を持つ集成材が向いているというのです。

 

強度については無垢材が一番と必ずしも言い切れないのはわかりました。

 

それでは、体に直接触れるような床材についてはどうでしょうか？

 

それぞれが異なった表情を持った無垢材の見た目は大きな魅力のように感じます。

 

しかし大和ハウスが用意している床材には、無垢材の一枚物はありません。

 

施主支給を選べば、施工してくれないこともないとは思われるのですが、、、少なくとも大和ハウス推奨ではないのです。

 

標準仕様は「NDフロア」、フローリングを数多く手掛ける朝日ウッドテックと大和ハウスの共同開発製品。

 

価格も安い、見た目もまあまあ、なかなかのものだと思うのです。

 

表面に傷に強いシートが貼られているという、まあ無垢材のナチュラルさを求める向きには不向きなもの。

 

オプション価格を払えば、同じく朝日ウッドテックの「ライブナチュラル」や同「プレミアム」が選択できます。

 

しかし、これらも無垢材ではなく、表面に天然の木が貼り付けられた突板の製品。

 

しかし、ライブナチュラルプレミアムに至っては、張られている木の層が数ミリもあるという立派なもの。

 

何も知らなければ、肌触りや見た目は完全に無垢材ですし、素材ごとの狂いもないし、床暖房にも向いている。

 

現代の技術が創りだしただけあって、完成度も非常に高い製品。

 

これで充分、無垢材のフローリングはもう不要といわんばかりの出来栄えなのです。

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