賃貸住宅のルームクリーニング費用は誰負担?例外はあるの?
賃貸住宅のルームクリーニングについて、その費用負担に関する基本的な考え方やルール。
誰だって、賃貸住宅を借りるならまっさら新しいほうが良いに決まってる!
・・・ということで、借主が退去した後には、プロによる「ルームクリーニング」というお掃除が施されます。
問題はその費用。借りた人が負担するもの、と言われれば「まあ、そうか」と納得するしかないような!?
実際のところ、賃貸住宅のルームクリーニングの費用は誰が負担することになっているの?
長いこと賃貸暮らしをしていますが、実はよく知らないことが色々とあります。
退去時のルームクリーニングもその一つ。
専門のお掃除業者がピッカピカにしてくれますが、その費用はどこから出ているの?
過去に何度も引っ越しを経験していますが、退去時のお掃除はいつも大変です・・・。
しかし、それまで貸していただいたわけですから、その感謝の気持ちを込めていつもせっせと頑張っていますよ。
マンションやアパートでさえそうなんですから、これが戸建ての賃貸住宅だともっとへとへとになるんでしょうね。
普段から結構マメに掃除をしているためか、(自分で言うのもなんですが)退去時の状態は入居時とほぼ同じ!
壁や床の日焼けや傷はどうにもならないとしても、ホコリや汚れに関しては「文句のつけようがないでしょ!」というレベルだと自負しています。
そのためか、ルームクリーニング(原状回復)の費用を請求されたことがありません。
ですが、もしも致命的に汚れていたら?
賃貸住宅のお風呂が「これはヒドイ」というレベルでカビだらけだったりしたら、やはりルームクリーニング代を請求されてしまうのでしょうか。
賃貸住宅を退去する際のルームクリーニング代については、国交省のガイドラインに詳しく記載されています。
この内容によれば、賃貸住宅のルームクリーニングの費用は、基本的には「賃貸人」、すなわち管理会社や大家さんが負担すべき。
その分の費用も家賃の中に含まれている、と解釈できます。
そもそも、建物は誰かが使っていれば劣化して当たり前、汚れて当たり前!
避けられない変化に対してお金を請求するのはおかしい、という考え方が根本にあるようです。
つまり、入居している私たちにはそれを支払う義務はないということです!
故意によごした場合でも、相当の汚れでない限りルームクリーニング代は請求されませんよ。
この辺の線引きが難しいところですが、常識の範囲内の使い方をしていれば、まず心配ないでしょう。
もしも、賃貸住宅を退去するにあたって高額なルームクリーニング代を請求されたという方がいたら、それは交渉の余地ありですね!
納得いかない場合は、消費者生活センターに相談してみましょう。
ただ、賃貸住宅に入居する時の契約で、「ルームクリーニングは借主が負担」といった記載がある場合もあるそうです。
「契約書なんて、読まなくても平気~」とスル―してしまいがちですが、お金も絡む問題ですからこの点は要チェックですね。
また、口頭で説明されて同意している場合も要注意です。
ちなみに、契約の内容によっては「ルームクリーニングは借りた人負担で。でも、その代わり、退去時の掃除はしなくてOKですよ」という賃貸住宅もあるとか。
それなら、まあ、時間をお金で買ったと思えば納得できる気もします。
しかし、退去する賃貸住宅を掃除するというのは、ある意味ではその家に対する恩返しのようなもの。
それを全くの他人にゆだねてしまうというのは、なんだか無責任な気がしませんか?
精神論だ、と言われてしまえばそれまでですが・・・人として、そういう温かい気持ちや誠意は、時代がどんなに便利になっても忘れずに持っていたいなと思います。
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