電気料金 自由化 メリット デメリット

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電力自由化のメリットとデメリットを調査。電気料金を安全に安く

電力自由化では、様々なメリットやデメリットが生まれると考えられます。

 

最大のメリットとして「電気料金が安くなる」という点がよく話題に挙がりますが本当にそうなのでしょうか?

 

実際は、電気料金が上がるという可能性も指摘されていますが・・・。

 

今回は、自由化によってもたらされるであろうメリットやデメリットについてまとめてみました。

 

どんな制度にも光と影があります。

 

電力自由化も例外ではなく、期待されるメリットもあれば、逆に喜ばしくないデメリットも生まれるでしょう。

 

メリット① サービスのバリエーションが増える

「フタを開けてみないとわからない」という側面があることも確かですが、電力自由化には様々なメリットやデメリットが考えられます。

 

その中でも、私たち消費者にとって最大のメリットといえば、サービスのバリエーションが増えること。

 

電力自由化では、業種の垣根を超えて様々な企業が電力業界に参入してきます。

 

今までの電力会社では考えられなかったオトクなサービス、例えば「○○と電気料金がセットでお安い!」というセット割引が色々考案されるでしょう。

 

支払った電気料金でポイントが加算され、それをお好みの商品を交換できる!というサービスも出てくるようです。

 

企業同士もお互いに刺激し合って電気料金プランを見直すようになるでしょうから、私たち消費者にとってはありがたいことですよね。

 

住宅と電気がセットになった割安プランも出てくるかもしれませんし、これから平屋を新築するという方にとっては、絶好のタイミングと言えるかもしれません。

 

メリット② 省エネ意識が高まる

電力自由化後は、各家庭に「スマートメーター」という機器が設置されるそうです。(全戸設置完了は2024年の予定)

 

各家庭の電気使用量をネットワーク回線で電力会社に送信することで、検針作業の人件費をカットするという目的があります。

 

(これまでは、月に1回電力会社の人が検針に来て、そのデータを元に電気料金が算出されていました。)

 

また、これは簡単に言うと家庭での電力使用量を“見える化”するためのツール。

 

私たちが自分自身のエネルギー消費状況を把握しやすくなりますので、「えっ、こんなに電気使ってるんだ。」と自覚する&危機感を覚えるきっかけにもなります。

 

事実を突きつけられると、「こりゃ電気料金も高くなるはずだわ・・・。無駄な電気使用は控えようかな。」と思う方も多くなるはず。

 

結果的に個々人の省エネ意識を高めるというメリットもあるんですね。

 

デメリット① 電気料金が値上がりする可能性がある

このように、様々なメリットがあると考えられる電力自由化。

 

しかし、残念ながらデメリットもあります。

 

一つ目は、「電気料金が高くなる可能性がある」ということ。

 

「えっ!電力自由化になれば電気料金は安くなるんじゃなかったの?」

 

ええ、確かに企業間の競争が活性化すれば全体的に価格は下がると考えられます。

 

しかし、海外の例を参考にしてみると、電力自由化によって電気料金が上がってしまったという例が多いのです。(従来の2倍になったという事例も!)

 

なぜかというと、電気料金に関する国の規制がなくなってしまうから。

 

これまでは、国の審査を経て決められていた電気料金が、今後は各企業が自由に決められるようになります。

 

そうなると、災害や社会情勢によってエネルギーの原料価格が高騰した場合、電気料金はダイレクトに影響を受けますよね。

 

また、行き過ぎた競争によって電力業界全体が破たんしてしまう可能性があります。

 

儲かる企業もあれば、倒産する企業も増えるかもしれない・・・。

 

デメリット② 詐欺や低レベルの企業が増える

制度の移行期は、悪徳な商法や詐欺が横行する時期でもあります。

 

電力会社を名乗り、「電気料金が安くなりますよ」という謳い文句で高額な機器を売りつけたり、本来は請求されるはずのない契約金をだまし取ったり。

 

私たち消費者は今の段階ではわからないことだらけですから、その“隙”を狙われてしまうわけです。

 

平屋を新築した方は、

  • 「こんなお得なリフォームがありますよ」
  • 「この太陽光発電を取り付けると、電気料金がこんなにオトクになりますよ」

といった内容の怪しい訪問営業にご用心を!

 

また、技術力やサービス力のクオリティーが低い企業も参入してくるというデメリットもありますね。

 

電力自由化には「業種の垣根を超えた参入が可能となり、市場の競争が活性化して経済状況が上向く」というメリットがあることも確かですが、新しく電力業界に参入してくる企業は玉石混交。

 

「確かに電気料金は安いけど、非常時の対応がイマイチ」「発電能力が低いので、燃料の価格の影響を受けやすい(結果的に、電気料金が不安定)」なんて企業も出てきそうですね。

 

デメリット③ プライバシーが侵害される可能性がある

最後は、意外と知られていないデメリットについて。

 

それは、顧客のプライバシーの問題です。

 

電力自由化後はスマートメーターを介して各家庭の電力使用状況がリアルタイムで電力会社に送信されるシステムになりますが、それって考えようによっては危険だと思いませんか!?

 

だって、個人の生活が筒抜けってことですよ・・・。

 

在宅状況や生活スタイルが丸わかりなので、ちょっと「気持ち悪いな」と感じる部分もあります。

 

企業側にとってのメリットが、必ずしも私たち消費者にとってもメリットになるとは限らないということですね。

 

まあ、そうは言ってもこのシステムがなければ「時間帯ごとに違う単価で電気を購入して電気料金を安くする」ということもできないのですが・・・。

 

効率的にしようとすることで生まれるメリットとデメリット。

 

少なくとも、私たち消費者にも、ネットワークでつながることを「選ぶ/選ばない権利」くらいは与えてもらえるとありがたいですよね。

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