県民共済住宅 オプション

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家づくり関係の雑誌やサイトでよく見る「オプション」というキーワード。

 

一体、何を表す言葉なのでしょうか？

 

家を建てるなら、最低限知っておきたいのが「どこまでが標準仕様で、どこからがオプションなのか？」ということです。

 

標準仕様というのは、「このメーカーのこのプランで家を建てる場合には標準でこれがついてきますよ」という設備やサービスのことです。

 

一方の「オプション」は「選択」とか「追加」という意味のある言葉。

 

つまり、何か特別なものを「自分で選んで」「プラスする」ということです。

 

当然、オプションには追加料金が発生します。

 

県民共済住宅の場合も、仕様を選ぶ際には追加費用ナシの標準品と追加料金のかかるオプション品が用意されています。

 

例えば、屋根材や外壁材、クロス、床材、水廻りの設備等を選ぶ時に、この「オプション」という言葉が登場します。

 

選べる商品はショールームに展示してありますので、後で後悔しないためにも必ず現物を見て決めることが大切です。

 

一般的に、「オプション品を選ぶと金額が高くなる」というイメージですが、県民共済住宅の場合は「オプションでも価格が安い！」という点が人気のポイントです。

 

なぜそのようなことが実現できるのか？というと、使用する資材を一括で大量に仕入れているためコストを抑えられるのだということです。

 

例えば、優しい風合いが魅力の「ウッドワンのピノアース」という無垢のフローリング材を「3,300円／坪の追加料金で取り入れることができた」という方もいます。

 

一般的に、合板のフローリング材と無垢材の価格差は数千円～数万円（材質のグレードによって幅があります）ですから、それを考えると非常にお得感がありますよね。

 

また、施主が「これを使いたい」ということで指定する品についてもオプションとして採用してもらうことができるそうです。

 

ただ、2015年からは施主支給のオプションに制限がつくようになりました。

 

なぜかというと、施主に指定されたオプション品を使用することが増えたために大量仕入れをした標準品の在庫が増えすぎてしまったから。

 

コストダウンをするために一括で仕入れていたのに、それが余ってしまったのでは本末転倒ですからね。

 

慣れない資材を使っていると、現場での施工ミスも多くなってしまうそうです。

 

クレームを減らすという意味でも、このオプション制限は正解だったのかもしれません。

 

「県民共済住宅ならベースが安いので、自分の希望であれこれオプションを加えたとしても他メーカーよりも総額を安くできるだろう」というお考えの方も多いかもしれませんが、今後は難しくなりそうですね。

 

具体的には、キッチンやサッシ、床材、階段、便器などに制限がつくようです。（つまり、ショールームの展示品の中から選ぶということになります。）

 

キッチンはＬＩＸＩＬ、タカラスタンダード、クリナップの品が標準仕様でオプションがウッドワン。

 

床暖房は全て電気式（つまり、温水式は選べないってことです！）と指定されているそうです。

 

必然的に、フローリング材の選択肢も限られてきますよね。

 

「せっかく家を建てるなら、自分で好きな商品を選んで組み合わせることができるほうが良い」「なんでもかんでも指定されてしまう家づくりはつまらない！」ということであれば県民共済住宅は候補から外したほうが賢明かもしれませんね。

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