スマートハウス 免震

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そもそも、免震とはどんな技術なのでしょうか？

 

よく聞く「耐震」とはどう違うの？

 

住宅購入を検討するにあたって、色んなメーカーの情報を収集していると、「耐震」とか「免震」とか「制振」といったキーワードが出てきます。

 

でも･･･正直、その違いってよくわからないですよね？

 

スマートハウスの場合はどちらが多いのでしょうか。

 

まずは耐震ですが、これは「壁で踏ん張って地震に耐える」というイメージ。

 

パネル式耐震壁や筋交い耐力壁など、特殊な壁材が使われています。

 

ただ、地震の衝撃はダイレクトに伝わってきますので、ダメージは大きいですね。

 

何度も何度も大きな地震にさらされれば、いずれはその衝撃に耐えられなくなって倒壊してしまうリスクも高いです。

 

一方、「免震」のほうは、「地震と一緒に家自体も横に揺れる」というイメージ。

 

地震の時は大きく揺れるので不安を感じるかもしれませんが、建物へのダメージは少ないというメリットがあります。

 

基礎と家本体の部分に鉄製のボールのようなものやゴムを入れてあり（これを免震装置といいます）、家自体も動くことによって地震のダメージを伝えないような工夫がなされているのです。

 

ただ、建物が動く分だけ地盤に空間を持たせる必要があるため、狭小住宅では難しいという課題もあります。

 

ビルトインガレージを作るのが難しいという話も聞いたことがありますよ。

 

最後の「制振」は、揺れを制限するという工法。

 

特殊な制振装置を搭載しており、地震の揺れを吸収してくれるのです。

 

コストをかけずに免震並みの効果が得られる！ということで、人気の工法のようですね。

 

ちなみにスマートハウスでは、免震の技術を使っているケースが多いようです。

 

スマートハウスは省エネ性能が高いだけが売りではありません！

 

なんといっても東日本大震災を機に普及が進んでいる住宅ですから、万が一の地震でも倒壊することがなく、おまけに電気も自給自足できる！というのは最低条件だと言えるでしょう。

 

それに、耐震等級3の認定を受けたり、免震建築物であることが認められたりすれば、地震保険の特約料が20～30%も割引になるというメリットもあります。

 

免震構造を取り入れているメーカーが多いというイメージですが、一条工務店スマートハウス「i-smart」では免震基礎は選べないという話も聞きます。

 

また、ざっと複数のメーカーの公式サイトをチェックしてみたところ、免震性能に関して明確な記載のないスマートハウス商品も多いですね。

 

ただ、サンヨーホームズの「未来家族」には明記されていました。

 

「地震に強い家」というのが謳い文句で、独自の制震ダンパーを標準装備しているんだとか。

 

また、静岡の静鉄ホームのスマートハウス「THE FORT」についても、「免震工法を採用することによって、最高ランクの耐震等級を達成している」という旨の記述がありました。

 

住宅関係の情報に詳しい友人に聞いたところ、ほとんどのスマートハウスは免震の技術を採用しているそうです。

 

考えてみれば、「災害に強い家」がスマートハウスの本来の目的ですから、建物へのダメージが軽い工法が選ばれるのは当然ですよね？

 

IT技術を駆使したスマートで便利な家はもちろん魅力的ですが、それよりなにより、家づくりはやっぱり「安心」「安全」を最優先で。

 

2階建てよりは地震に強いイメージのある平屋でも、大地震の時にはどうなるかわかりません。

 

家が倒壊してしまったら、高額なスマート設備も宝の持ち腐れというものです！

 

スマートハウスを購入する際には、エネルギーのことばかりではなく、構造の面でも「大地震の時にどうなるのか」をじっくり分析・比較・検討してみることをオススメします。

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